「外断熱」と「外張り断熱」の違い

「外断熱」と「外張り断熱」という言葉があり、ネット上では両者が同一のものと混同されたような記載が多々ありますが、この2つは別ものです。簡単に言えば、「外断熱」は鉄筋コンクリート造(RC造)の建物の場合、「外張り断熱」は木造・鉄骨造の建物の場合に用いる言葉です。

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鉄筋コンクリート造の建物は躯体自体が蓄熱体となり、いったん暖まると持続的に熱をため込みます。外断熱は、熱容量の大きい鉄筋コンクリートの躯体を外側からすっぽり包み込むことを目的として開発された断熱工法なのです。

一方、外張り断熱は、蓄熱層を持たない木造・鉄骨造の建物の外側に断熱材を張ることで、断熱層をつくる工法のこと。木造・鉄骨造の建物は鉄筋コンクリート造の建物に比べて熱容量が小さいため、鉄筋コンクリート造の建物ほど断熱の恩恵を受けません。

なるほど!外断熱

なるほど!外断熱

2014年2月8日